江戸時代末期、黒船来航でアメリカに開国を迫られた日本は、激動の時代を迎える。 そんな時代のかじ取りを担うことになったのが、江戸幕府14代将軍・ 徳川家茂だった。 その家茂は、もともとは紀州藩主で年齢も13歳。 そんな家茂が将軍になるまでには、ライバルとされた一橋慶喜との将軍の座をめぐる争いがあったが、如何にして家茂のその争いに勝利したのか? そこには、大老・井伊直弼の暗躍が!? さらに、家茂は幕府と朝廷の思惑のため、孝明天皇の妹・和宮と政略結婚をすることに。しかし、その夫婦仲は円満、一体、なぜ? そして、倒幕運動が激化する中、家茂は長州征討に乗り出すが、大坂城で非業の死を迎える。その驚きの死因と、和宮との悲しい別れとは?