昭和47年(1972)3月21日、 日本考古学界に空前の大ニュースが飛び込んできた。 奈良県明日香村にある高松塚古墳から、極彩色で描かれた壁画が発見されたのである。 世紀の大発見に日本中が興奮し、世に古代史ブームを巻き起こした。 そして、それから11年後の昭和58年(1983)11月、 これまた明日香村で、日本で2つめの本格的な壁画古墳・キトラ古墳が見つかり、 古代史ブームはさらに過熱。 しかし、発見から30年以上経った今でも、2つの古墳は多くの謎に包まれている… 2つの距離はわずか1.2km。 石室の大きさや壁画の内容も似通っている高松塚古墳とキトラ古墳。 兄弟古墳とも呼ばれる2つの古墳の意外な関係とは? 今なお明らかになっていない2つの壁画古墳の埋葬者…… 謎を解くヒントは壁画にあった? 壁画に描かれた飛鳥美人が教えてくれる、埋葬者の正体とは? さらにコンピューターグラフィックスで壁画を完全復元。 そこに描かれていたのは、なんと古代のホッケー!? 古代の人々が壁画に込めた驚きのメッセージとは? 太古のロマンに思いを馳せ、1300年前にタイムスリップ!