鎌倉幕府樹立、最大の功労者と言われ、 将軍・頼朝の妻・政子や、大河ドラマの主人公として、 注目を集める義時の父である、北条時政。 時政は、頼朝亡き後、二代将軍・頼家、三代将軍・実朝に仕え、実朝の時代には、将軍を補佐する初代・執権となるなど、代々の鎌倉殿を支え、150年近く続く鎌倉幕府の礎を築いた人物として知られる。 ところが、この時政、かなりの曲者で裏で、数々の陰謀を企んでいたという疑惑をかけられているのである。 頼朝と娘・政子の結婚を認めた裏に、ある打算が・・ 幕府樹立後、頼朝から冷遇され、とんでもない陰謀を企てた・・ 鎌倉殿の13人に選ばれ、他のメンバーたちを殺害した・・ さらには三代将軍・実朝まで、手にかけようとした!? 果して、時政は、鎌倉殿の敵だったのか?味方だったのか? そして、権力の魅力に取り憑かれた時政の末路・・ 時政を権力座から引きずり降ろしたのは、一体誰だったのか?