徳川の世が終わる大政奉還のおよそ30年前… 天保8年、1837年2月19日、 大坂の町が真っ赤に燃え上がった。 火を放ったのは、元幕臣の大塩平八郎。 幕臣が幕府に武力で刃向かうことは前代未聞… 江戸時代になってから初めてのことだった。 大坂の与力だった平八郎が幕府に背いた理由とは? 大筒の号砲を轟かせ、大坂市中を焼き払ったのはなぜか? そして、反乱の意外な結末と、平八郎の衝撃的な最期とは? 日本史の教科書には必ず載っているものの、 その詳細はあまり知られていない“大塩平八郎の乱”… 今回はその真相に迫る!