室町時代後期。 11年もの長きにわたり続いた内乱「応仁の乱」によって、 室町幕府の権威も、朝廷の権威も失墜。 そんな荒廃した京の都に天下布武を掲げた男が戦国の革命児と言われる織田信長。 そして、この破竹の勢いを見せる信長と深く結びつくことで、 朝廷の復権を託したのが第106代 正親町天皇だった。 正親町天皇の即位の礼が執り行われたのは、 天皇になって3年も経ってからだった? 一体なぜ!? 信長が、東大寺に圧力をかけ、 正親町天皇に無断で正倉院を開けさせた? そして、手にした「天下第一の名香・蘭奢待(らんじゃたい)」。 本当に信長は強引に「蘭奢待」を切りとったのか? 信長が、正親町天皇に譲位を進言? 邪魔になった天皇を追い払おうとした? その真相は、天皇が信長に宛てた直筆の書状の中にあった!? 戦国のミカド、正親町天皇とはどんな天皇だったのか・・・ 信長との関係と共に迫る!