二宮金次郎。薪を背負い歩きながら本を読む彼の姿は、 誰もが幼少の記憶のなかに見つけ出すことができるだろう。 しかしその知名度と裏腹に、 金次郎が何を成し遂げたのかはあまり知られてはいない。 家を失い家族は離散、苦難に見舞われ続けた少年時代。 二宮家再興のため奮闘する金次郎が編み出した驚きの勉強法とは? 努力と手腕によって24歳で大地主になった金次郎。 その働きによって小田原藩主に見いだされ拝命した農村復興の最中、 突然姿を消した彼はどこに身を置いていたのか? 勤勉さだけでなく発想力も群を抜いていた金次郎は、 ある作物の味からあの「天保の大飢饉」さえも予見し、 多くの民衆を救っていた? 生涯で600を超える村を立て直した、 二宮金次郎の知られざる一生を追う!