これまで携帯電話で利用してきた4Gと比べ、通信速度が約20~100倍も速くなる第5世代移動通信規格“5G”。2020年の導入を皮切りに、都心と地方を結ぶ遠隔医療や、リモート工事、スマート農業など、5Gの活用は飛躍的な広がりを見せている。 その活用の広がりと比例して世界中から求められているものがある。 5Gというこれまでにない高速通信を処理できる“高い機能”をもち、更に端末内に収まる“超小型”の部品が必要とされているのだ。今、そういった問題を解決するべく日本で開発されている極小の部品達がある。縁の下の力持ちとも言える、世界の 5G を支える日本の小さな部品に迫る。