東日本大震災と移動式サウナの知られざる物語を紹介する特別編。 10年前、被災地の「お風呂にも入れない」という声を聞いた名古屋のサウナ施設の社長は、気仙沼にサウナトースターを届けた。瞬く間に話題となり、被災した人たちの憩いの場になって、多くの被災者の身体と心をあたため続けたサウナトースターは、そのまま気仙沼の民宿「つなかん」に置かれることに。今でも地元の人や全国のサウナ愛好家から愛されている。サウナトースターを主役に震災を振り返るとともに、サウナを通じた心のふれあいや絆に迫る。