湯浅は隣に引っ越してきた金田一耕助がとにかく気に入らない。彼は裏に住む女を殺してその罪を金田一にかぶせることを妄想し、小説にしたためる。しかしある日裏に住む女が本当に殺され、湯浅は殺人の嫌疑をかけられる。なぜか殺人の物証も発見され、書いていた小説のためいっそう不利な状況に。だが取調室に現れた大嫌いな金田一耕助が、鮮やかな推理で真犯人を暴くのだった・・・。