主水ら同心による犯罪の取り締まりが強化される中、「裏の仕事をばらす」といった脅迫状が主水に届いた。だが、つきとめてみるとその手紙の差出人は、取り締まりのおかげで親を捕らえられた子供たちだった。彼らの背後には“世直し”を旗印とする侍がいた。主水は彼らに脅され、奉行所の公金を奪う謀略の渦中に巻き込まれる。