大阪の同心田倉と跡部が小判鋳造用の金塊30個を江戸に運んだ。到着した時金塊が3個減っており、御金改の後藤は田倉に疑いを持った。田倉と跡部らは途中、荷造りの縄をゆるめて3個をわざと落としてきたのだ。田倉らは予定通り金塊を拾い集めたが、1個足りない。それを拾っていた加代は、金塊を庭に埋めて隠す。