震災から5年がたち、神戸の街は徐々に復興を遂げていた。新しい病院に移り、理想の医療に燃える和隆(柄本佑)だが、自身にがんが見つかる。仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながら患者と向き合い続けるか、選択を迫られる。和隆は身重の妻・終子(尾野真千子)と共に、有効な治療法を探す。