アフロヘアがトレードマークのその男は、長身で、ちょっぴりコワモテな風貌… 高橋大輔(40)は、その見た目とは裏腹に、不動産業者の代表だ。 屋号は「おせっかい不動産」。唯一無二の不思議な仲介業者の一番の特徴が、その名の通り「おせっかい」だ。 彼の担当する客のほとんどが、複雑な“事情”を抱える「ワケありな人々」。時には病院から…時には障害のある人から…そのほとんどが“普通”の不動産業者では対応すらしてくれない人たちだ。 「自分以外に誰もやらない」と語る高橋は、ワケあり客たちを断るどころか歓迎し、必ず希望に見合った物件を見つける。 高橋の仕事は部屋探しだけでは終わらない。その客たちに「おせっかい」をしていくのだ。「困っていそうだから、こっちが好きでやること」。余計なお世話かどうかは気にしない。 ある日の依頼は、火事で全てを失った男性。さらに、「ステージ4」のがんを患う生活保護受給者…そして、亡くなった人の部屋の後片付け…「この人のためにできることは何か?」高橋が始めた「おせっかい」とは… そして、高橋の元に初めて30歳の女性新入社員が飛び込んでくる。 彼らの「おせっかい」によって、ワケありな人々の“何か”が変わっていくのだろうか…