2019年10月15日–––世間から「鬼畜」「悪魔」と言われた男・船戸雄大被告(34)に判決が下った…去年3月、目黒区内のアパートで虐待の末に亡くなった船戸結愛ちゃん(5歳)の継父だ。東京地裁は「結愛ちゃんの身体的苦痛、苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」として虐待事案では最も重い部類となる懲役13年を言い渡した。 雄大被告が公判で語った結愛ちゃんに対する思い「私が親になろうとしてごめんなさい」その言葉の意味とは… 5歳の女の子に暴力を続けた雄大被告とは一体どんな人物なのか…小学校の同級生や大学時代の親友、会社の同僚・上司、飲み仲間たちを取材すると「鬼畜」からはかけ離れた素顔が見えてくる。 事件が起きるまで、雄大被告が東京で“兄”のように慕っていた人物のLINEに残っていたのは、結愛ちゃんと出会ってからの約2年間のやりとり… 「香川で今付き合っとる仔と籍を入れることが決まりました…(笑)」「まぁ金はないですけど幸せは幸せです(* ̄▽ ̄*)」※船戸雄大被告のLINE原文ママ 身近な人たちが語るのは「学校一バスケがうまかった」「サークルのリーダー的存在」「同期の盛り上げ役」という雄大被告の意外な素顔。大学時代の親友は「アイツはそんなことしない」という言葉まで…常に輪の中心にいた男が、なぜあんな陰惨な虐待を行ったのか。 取材の中で浮かび上がって来たのは雄大被告の「他人の目を過剰なまでに気にする性質」次第にかい離していく「現実の自分」と「理想の自分」…その焦りと苛立ちが生んだ悲劇。 そして、雄大被告が公判で語った「私が親になろうとしてごめんなさい」という言葉。かつての友人たちは、この言葉をどう受け止めたのか…