杉崎桃子(蓮佛美沙子)は、訪問型の病児保育を提供する”リトルスノー”の新米病児保育士。熱などの病気のため、保育園で預かってもらえない子どもの家に行き、親に代わり世話をするのが仕事だ。桃子は上司の朝比奈元春(成宮寛貴)の指示を受け、病児保育士として初めて1人で子どもの世話をすることに。シングルマザーの森聡美(中越典子)の家を訪ねると、綺麗なスーツに身を包んだ聡美がドアを開ける。しかし、部屋は床一面に物が散乱したゴミ屋敷で、聡美とは対照的にヨレヨレの服を着た息子の海翔(林田悠作)が姿を現す。社長の柳主税(藤木直人)から叩き込まれた”リトルスノー”の病児保育3原則「子供を注意するな、叱るな、自分の価値観を押し付けるな」が頭をよぎるが、忙しい聡美のために部屋の掃除をしてしまう。そんな桃子を待っていたのは、クレームだった。