オーストラリア大陸の西の果て。海岸を縁どるように、約300kmもサンゴ礁が続く。裾礁としては世界最大のニンガルー・コーストだ。浅瀬に育つサンゴが、ここにしかない風景を生んだ。毎年3〜6月になると世界最大の魚ジンベエザメが500匹も集まってくる。一体なぜか?その鍵を握っているのもサンゴだった。またこの地の年間降水量は300ミリ足らず。乾燥した大地が広がっているが、その地下には巨大な地底湖が広がっていた。