紀伊半島の南部を占める「熊野」地域は、連続して山が折り重なり熊野三千六百峰などいわれ独得な景観を誇る。ここは神々が住まう場所とされ、日本独自の山岳信仰を生み出した。熊野古道は、熊野三山を目指す信仰の道。この道を歩き、熊野本宮、熊野速玉大社、那智大社にむかった。そこはすべての苦悩する人々を救済する霊地。那智の滝をご神体とする那智大社では、勇壮な火祭りが行われ、松明の炎の乱舞が繰り広げられる。
地處紀伊半島南部的“熊野”地區,那連綿重疊的熊野三千六百峰是其引以為豪的特有景觀。這裡被認為是神明們居住的地方,孕育了日本獨自的山岳信仰。熊野古道是通往熊野三山的信仰之路。沿著這古道前行,即可到達熊野本宮、熊野速玉大社、那智大社。這裡是解救所有苦難者的聖地。在以那智瀑佈為神體的那智大社,舉行著雄壯的祭火節,火把焰火的亂舞在此競相傳開。