哺乳類であるクジラは長年、どうやって海に進出したのか論争となっていた。見た目は完全に脚は無く、証拠となる化石も見つからない。エジプトの首都カイロの南西150kmほどにある砂漠地帯で見つかったのがその確たる証拠「脚のあるクジラ」の化石の発見だった。それだけではない、他にもそこが豊かな海だった証として多くの海生生物の化石が見つかったのだ。「クジラの谷」と名付けられ、考古学的重要性から世界遺産となった。