ある日、マンションの一室で男性の撲殺遺体が発見される。被害者は有名出版社の編集者である郷田次郎。彼の婚約者が、売れっ子小説家の真琴(市川由衣)との報道があっため、マンション入り口にはマスコミの姿が…。 遺体の第一発見者である真琴の家政婦に国木田班長(中村梅雀)と小宮山志保(羽田美智子)は事情を聞くが、真琴に頼まれてここに来たらしい。やがてタクシーで、真琴とアシスタントのアヤコ(森田想)が現場に到着。真琴はアヤコにタクシーで待つよう指示し、ひとりでマンションに向かうも、報道陣に囲まれる。雑誌記者の小早川泉(小島藤子)から「あなたの運もここまでですか?」という意味深な言葉を投げかけられるのだった。 浅輪直樹(井ノ原快彦)らから話を聞かれる真琴だが、被害者の婚約者であるという報道を一蹴。その後も、冗談ではぐらかすような態度を続けて、特捜班を煙に巻き、マンションを後にする。そこにやってきた高尾由真(深川麻衣)によると、殺害現場からは指紋が見つからず、被害者のスマートホンが消えていることが判明。一方の直樹は、食器棚の下から破られた原稿用紙の紙片を見つける。 やがて捜査を続けると、真琴が18年前に起こった、女子大生練炭死亡事故の唯一の生存者であることがわかった。記者の言った“運”とも関係しているのか! その後、被害者は近々独立し、真琴とプロダクション設立を計画していたこと、直樹が見つけた紙片が、真琴が好んで使用していた原稿用紙と同じメーカーのものであることが発覚。やはり、事件には真琴が絡んでいるのだろうか!?