カノープスに向かって飛べ……という言葉を信じて、その時が来るのを北壁の頂で待ち続ける黒羽。一方、キースのために自ら囮となったリリィは、敵の巧妙な偽装によって行方不明となってしまう。残り時間がわずかとなった緊迫の状況の中、キースとエリック指揮のもと、頭脳と技術を駆使することでリリィの所在地特定を急ぐ。その頃、手術台の上で目を覚ましたリリィは、その肌を鋭利なメスによって切り裂かれようとしていた。