京都には独自の文化や暮らしを育む「水の恵み」が。一つは琵琶湖から山を貫く水路で運ばれる「琵琶湖疏水」。もう一つは地下の「天然の水瓶」。2つの水の風景と人々の物語 平安時代から続く「京せり」の美しき緑を生む西山の水▽名酒の産地・伏見の銭湯には地下水をふんだんに▽明治維新で衰退した京都を水の力で復興へ。難工事の末に誕生した「琵琶湖疏水」と、その歴史に背中を押された画家の人生▽茶の湯の伝統と「井戸」。千利休に捧げる大福茶▽上賀茂の池で心身を鍛える子供たち▽桜の中を行く疏水船の絶景▽京都の「白」・なめらかな木綿豆腐を生む自慢の地下水。織物の町・西陣の水をめぐる物語