瀬戸内の暮らしを海と共に支えてきたのが良質な「石」。かつては石器や石垣の材料として、今も墓石や石風呂、楽器などさまざまな形で人々を支える。恵みの海と石を巡る旅。 本州、四国、九州に囲まれた瀬戸内海。古くから海運や漁業で栄え、穏やかな港や鏡のような海岸など絶景の宝庫でもある。そんな恵みの海と共に人々の暮らしを支えてきたのが良質な「石」。北木石や庵治石、サヌカイトなど地域によって異なる個性的な石が、かつては縄文人の石器や大阪城の石垣、靖国神社の大鳥居などに使われ、今も墓石や石風呂、楽器などさまざまな形で活躍している。海と石に彩られた瀬戸内の暮らしを巡る旅。