300年、日本人が愛し続けてきた「忠臣蔵」。あだ討ちを果たすまでの義理と人情の物語は、歌舞伎になり、講談で語られ、虚実ないまぜの物語に。北海道の原野、赤穂浪士と縁のない場所になぜか浪士の墓。“あだ討ちの神さま”箱根神社には、大石内蔵助が作らせた討ち入りに関わる貴重な資料が。沖縄には琉球文化に溶け込む忠臣蔵。切腹も首取りもありません。人々が心の中で育てた赤穂浪士の物語。