浴衣姿で花火を見上げ、球児が白球を追い、ご先祖を迎え、戦争を思い出す夏。人それぞれ記憶に残るメロディーがある。仙台の歌声喫茶に響く「夏の思い出」。高知のギター少女が歌う「マリーゴールド」。東京下町の民謡酒場が盛り上がる故郷の盆うた。そして長崎の被爆者合唱団が歌う「もう2度と」。新日本風土記「うた」シリーズの第3弾。人々の心に残る「夏のうた」を追って、北は東北から南は九州まで、全国を旅する。