日本海に突き出た秋田県の男鹿半島。民俗学者の柳田国男は、「男鹿」の地名由来として、「陸(おか)」を挙げた。まるで日本海に浮かぶ「陸」のように見えるからだ。
古(いにしえ)の時代、日本では、「神が山に登り、人々の暮らしを見守る」と考えた。海に浮かぶ「陸」は“神の住まう土地”とされ、そこに生きる人々は“お山”への素朴な祈りを捧げながら暮らしている。
「男鹿」の代名詞ともいえる伝統行事「なまはげ」。地元では、鬼ではなく“神の使者”とされ、約70の集落ごとに継承されてきた“顔の違う”「面」は、かの芸術家・岡本太郎も惚れ込んだ。
厳冬期、時化と共に「男鹿」に押し寄せる「鰰(ハタハタ)」。“神の魚”を狙う命懸けの漁に臨む男たちは、番屋で祈りを捧げる。
「十王堂」に「耳どっこ」、「山神様」。「男鹿」はそこかしこに“見えない何か”を感じる場所だ。
番組では、古代からの“畏れ”と“祈り”を受け継ぐ、「陸」の今を描く。
<オムニバス項目(抜粋)>
●本当は“鬼”じゃない ~“お山”からやってくる礼儀正しき暴れ者「なまはげ」~
●命がけで“神の魚”を狙う男たち ~押し寄せる「ハタハタ」 番屋で暮らす男たち~
●夫婦で守る“我が家の味” ~伝統の魚醤「しょっつる」~
●“山神様、頼むぞ” ~たった一人で捧げる“山の神”神事~
●歌の神様“耳どっこ”に祈りを込めて ~子供たちが受け継ぐ民謡のふるさと~
●祈りと畏れのクライマックス ~大晦日 「なまはげ」の夜に密着~
日本海に突き出た秋田県の男鹿半島。民俗学者の柳田国男は、「男鹿」の地名由来として、「陸(おか)」を挙げた。まるで日本海に浮かぶ「陸」のように見えるからだ。
古(いにしえ)の時代、日本では、「神が山に登り、人々の暮らしを見守る」と考えた。海に浮かぶ「陸」は“神の住まう土地”とされ、そこに生きる人々は“お山”への素朴な祈りを捧げながら暮らしている。
「男鹿」の代名詞ともいえる伝統行事「なまはげ」。地元では、鬼ではなく“神の使者”とされ、約70の集落ごとに継承されてきた“顔の違う”「面」は、かの芸術家・岡本太郎も惚れ込んだ。
厳冬期、時化と共に「男鹿」に押し寄せる「鰰(ハタハタ)」。“神の魚”を狙う命懸けの漁に臨む男たちは、番屋で祈りを捧げる。
「十王堂」に「耳どっこ」、「山神様」。「男鹿」はそこかしこに“見えない何か”を感じる場所だ。
番組では、古代からの“畏れ”と“祈り”を受け継ぐ、「陸」の今を描く。
<オムニバス項目(抜粋)>
●本当は“鬼”じゃない ~“お山”からやってくる礼儀正しき暴れ者「なまはげ」~
●命がけで“神の魚”を狙う男たち ~押し寄せる「ハタハタ」 番屋で暮らす男たち~
●夫婦で守る“我が家の味” ~伝統の魚醤「しょっつる」~
●“山神様、頼むぞ” ~たった一人で捧げる“山の神”神事~
●歌の神様“耳どっこ”に祈りを込めて ~子供たちが受け継ぐ民謡のふるさと~
●祈りと畏れのクライマックス ~大晦日 「なまはげ」の夜に密着~