1400キロを40日かけて巡る四国遍路。弘法大師、空海ゆかりの88のお寺を巡る旅は、開創1200年を迎え、いままでにない賑わいを見せている。お大師様とともに歩き、祈りを捧げれば、どんな願いもかなうとされるこの遍路は、時に「おしこく病院」と呼ばれる。
大切な人を亡くし供養のためにまわる人、変えられない過去を悔いる人、都会での仕事に疲れた人。日常とは異なった世界の中をたどるこの道を歩ききれば誰もが生き返ったようになって、もとの暮らしに帰って行くといわれる。
この霊験あらたかな「道」。そこには、実は様々な仕掛けがある。歩き始めの徳島の田園風景で心が解放されたかと思うと、3日目に突如現れる険しい山道。そこを乗り切った後には、高知の海が広がる。その長く果てしない海岸線の歩きは、自分と向き合う貴重な場となる。そして愛媛に入ると道は再び山里をたどる。道中、お遍路さんの誰もが心打たれるのは、地元の人たちの「お接待」。そして、終着の香川は、お遍路さん、それぞれの願いが結ばれる「結願」の地。この地には、道半ばで倒れたお遍路さんたちの眠る墓が数多くあり、地元の住民がいまも大切に守っている。
四国の「自然の絶景」「地元の人たちのまごころ」「お大師様の功徳」。千年をこえる長い年月をかけて、四国の人たちが作り上げ、育んできた仕掛けが、お遍路に来る誰をも癒やしの心持ちへと導くのだ。さあ、ちょっと元気な心持ちをさがして、四国遍路の旅へ・・・。
1400キロを40日かけて巡る四国遍路。弘法大師、空海ゆかりの88のお寺を巡る旅は、開創1200年を迎え、いままでにない賑わいを見せている。お大師様とともに歩き、祈りを捧げれば、どんな願いもかなうとされるこの遍路は、時に「おしこく病院」と呼ばれる。
大切な人を亡くし供養のためにまわる人、変えられない過去を悔いる人、都会での仕事に疲れた人。日常とは異なった世界の中をたどるこの道を歩ききれば誰もが生き返ったようになって、もとの暮らしに帰って行くといわれる。
この霊験あらたかな「道」。そこには、実は様々な仕掛けがある。歩き始めの徳島の田園風景で心が解放されたかと思うと、3日目に突如現れる険しい山道。そこを乗り切った後には、高知の海が広がる。その長く果てしない海岸線の歩きは、自分と向き合う貴重な場となる。そして愛媛に入ると道は再び山里をたどる。道中、お遍路さんの誰もが心打たれるのは、地元の人たちの「お接待」。そして、終着の香川は、お遍路さん、それぞれの願いが結ばれる「結願」の地。この地には、道半ばで倒れたお遍路さんたちの眠る墓が数多くあり、地元の住民がいまも大切に守っている。
四国の「自然の絶景」「地元の人たちのまごころ」「お大師様の功徳」。千年をこえる長い年月をかけて、四国の人たちが作り上げ、育んできた仕掛けが、お遍路に来る誰をも癒やしの心持ちへと導くのだ。さあ、ちょっと元気な心持ちをさがして、四国遍路の旅へ・・・。