「鞍馬六郎探偵事務所」。六郎(堂本剛)の机に置かれたシャーロック・ホームズのフィギュアが突然語り出した。六郎の幼少時、父親からのプレゼントとして六郎の元へやってきたホームズは、小学生時代を振り返り――。
豊島第3小学校。3組の教室では、10日前に転校してきた鞍馬六郎(前田旺志郎)が難しい問題をスラスラと解き、クラスメートをどよめかせていた。4時間目、体育。運動会に向けて大玉転がしの練習をやろうとするが、体育準備室から大玉がなくなっていることが発覚する。六郎が何者かに盗まれた盗難事件だと言い出した矢先、やってきた用務員(鈴木正幸)が修理に出したことを告げる。このままでは残りの授業時間にやることがなくなると思った六郎は、この事件を給食まで持たせることを宣言する。