映画祭で有名なカンヌ。高級ホテルやブティックが海沿いに並ぶリゾートとして知られていますが、実は庶民的な顔を持った街だ。19世紀初頭まで小さな漁村だったため、現在もル・シュケという地域には、その面影が残され、漁師や市場で働く人は昔ながらの仕事に精を出しています。そうした人々は、愛着を込めてカンヌを「村」と呼びます。華やかさと素朴さ、カンヌの2つの魅力を楽しむ街歩き。【語り】永作博美