イタリア半島中部にあるサンマリノ共和国の首都サンマリノ。4世紀初め、キリスト教徒迫害からこの地に逃れた聖人マリノによって建国されて以来、独立を貫いてきた。断崖絶壁の頂にそびえる城塞や中世の趣あふれる旧市街を歩きながら、千年以上の歴史をもつ家屋を大切に守り継ぐ住人や、中世の衣装・踊りの再現に取り組む劇団員など、世界最古の共和国の誇りを大切に守り続ける人々と触れ合う。【語り】羽田美智子