前回に引き続き、韓国の伝統酒を巡る旅。今回は韓国で最も料理が美味しいと言われる全羅道を中心に絶品の故郷料理や伝統酒を紹介。まずは、全羅北道の高敞(コチャン)。韓国の40%以上、生産している高敞の覆盆子は昔から伝統酒の重要材料になっている。次は、韓国の最西南端に位置する珍島(チンド)。30年前までは船に乗らないと行けない島だったが、1984年に珍島大橋が開通されて以降、全国どこからも車で行けるようになった。ムラサキという植物を使用して作った紅酒は、アルコール度数が40度で醸造方法が特別なため、無形文化財第26号に指定されている。最後は、康津(カンジン)。全羅兵営城の歴史を基に誕生したお酒が、ビョンヨンソルソンサトジュ。兵馬節度使が飲んだとされており、2012年にその品質が認められ蒸留酒として大賞を受賞した。