無限に進む価値増殖の運動「資本主義」。それがやがて労働者を過労死にまで追いやってしまう仕組みを明らかにし、この暴走にブレーキをかけるためには何が必要かを考える。 労働者が受け取る賃金と、それを超えて生み出される商品の価値との差額「剰余価値」。資本の価値増殖運動に巻き込まれた資本家たちは、少しでも多くの剰余価値を得るために労働者の労働時間を常に延ばしていく。労働者も自らこの論理を内面化し、価値増殖運動の歯車になってしまう。第2回は、資本主義がやがて労働者を過労死にまで追いやってしまう仕組みを明らかにし、この暴走にブレーキをかけるためには何が必要かを考える。