「時間の国」で時間を司るマイスター・ホラに出会うモモ。彼が見せてくれたのは間が生まれる瞬間の光景。そしてモモは「時間はいのちそのものである」という真理に気づく。 「時間の国」で時間を司るマイスター・ホラに出会うモモ。彼が見せてくれたのは、時間が生まれる瞬間の光景。そこでモモは「時間はいのちそのものである」という真理に気づかされる。そして、この世には自分というちっぽけな存在を超えた根源的な働きがあることにも。第3回は、エンデの根源的な哲学が表現されている章を読み解き、「時間とは何か?」「いのちとは何か?」「死とは何か?」という本質的な問いについて考える。