ハンセン病患者たちが教えてくれるのは、暗闇の中にいる人間こそがむしろ「光」を強く感じるという事実。試練に向き合ったときにはじめて気づかされる「生の深み」を学ぶ。 私たちは、「生きがいを奪い去るもの」を決して避けては通れない。そんな時、私たちはどうしたよいのか? ハンセン病患者たちが教えてくれるのは、暗闇の中にいる人間こそがむしろ「光」を強く感じるという事実だ。わが身に降りかかってくる困難を避けるのではなく、その意味を掘っていくことこそ「生きがい」を深めていく営為なのである。第3回は、試練に向き合ったときにはじめて気づかされる「生の深み」を学んでいく。