アドラーは「他者からの承認を求める欲求を否定せよ」と説く。他者の期待を満たすためだけに生きてしまったら、本当の自分を捨てて他者の人生を生きることになるからだ。 私たちは他者に認められたいという「承認欲求」を常にもっている。しかし、アドラーは「他者から承認を求めることを否定せよ」と説く。他者の期待を満たすために生きてしまったら、本当の自分を捨てて他者の人生を生きることになるからだ。「承認欲求」から解放される要はアドラーが提唱する「課題の分離」。それができたとき、対人関係は驚くほどシンプルになり、無駄な競争から解放され、各人が対等な関係を築けるという。