最後に「なすべきことを全てやりきった後は全て運命にまかせよう」という悟りに至ったハムレットの心境は?狂言師・野村萬斎が狂言とシェイクスピア劇の共通性を読み解く。 近代人としての悩みを真正面から引き受けて悩み続けたハムレットは、最後に「なすべきことを全てやりきった後は全て運命にまかせよう」という悟りの境地に至った。第4回は、狂言師・野村萬斎と一緒に、「ハムレット最後の決断」の意味や、狂言等日本の古典とシェイクスピア劇との共通性を読み解き、「ハムレット」に秘められた普遍的なメッセージを明らかにする。