清少納言は何をすれば宮中で信頼を得られるかを的確に把握していたため「枕草子」は社会人マナーについての記述が満載。第3回では、「枕草子」をマナー集として読み解く。 清少納言が宮中で成功したのは、中宮・定子への気遣いのためだった。清少納言は、何をすれば信頼を得られるかを的確に把握していた。そのため「枕草子」は優れたマナー集として読むことが出来る。また平安時代版・キャリアウーマンだったため、理想的な上司と部下の関係や、プロ意識をもつことの大切さなどについても事細かに記されている。第3回では、「枕草子」を現代に通じるマナー集として読み解く。