世界最古の恋愛論として、古代ギリシャの哲学者・プラトンの「饗宴」を読む。ある劇作家が開いたパーティーでソクラテスが愛について質問する。それは驚くべき内容だった。 世界最古の恋愛論として、古代ギリシャの哲学者プラトンの「饗宴」を読み解く。劇作家アガトンが開いたパーティーで、集まった人々は思い思いに愛の神・エロースを賛美し、愛のすばらしさを語っていた。すると、じっと話を聴いていたソクラテスが、愛についての質問があるのだが、アガトンに尋ねても良いだろうかと提案する。了承されたソクラテスは、ある疑問をアガトンにぶつける。それは愛の本質に迫る驚くべき内容だった。