王子は「砂漠が美しいのは、砂漠が井戸を隠しているからだ」とつぶやく。世界は心によって全く違う姿を見せる。心の影響力の大きさを、王子は詩的に表現したのだった。 飛行機の修理は進まず、飲み水も尽きた。そこで王子は、井戸を探しに行こうと提案する。歩きながら王子は「月夜の砂漠が美しいのは、砂漠が井戸を隠しているからだ」とつぶやく。初対面の時と仲良くなった後では、人の印象が異なるように、世界は心によって違う姿を見せる。心の影響力の大きさを、王子は美しい言葉で表現したのだ。そして夜が明ける頃、ついに井戸が見つかる。それは2人の友情が、確かなものになった瞬間だった。