「ほんとうの幸い」はどこにある?宮沢賢治が残したヒントは「歌え、踊れ、笑え」▽幸せを求めることに幸せがある▽誰もが自由になれる「ジョバンニの切符」を持っている! もし宮沢賢治が生きていたら「ほんとうの幸い」について、私たちに何を語るだろうか。賢治の世界を見つめてきた鎌田東二さんは言う。「歌え、踊れ、そして笑え」。農民に文化や芸術を教えた賢治は“体の底からあふれてくる感情こそ大切だ”と考えた。一方パルバースさんは「銀河鉄道の夜」に描かれた、どこまでも行けるジョバンニの切符は、すべての人の心の中にあるという。賢治が教えるもっとも大切な精神は「自由」であると。