今回は寺脇博士の先輩・池上彰さんの中東各国取材編です。ムハンマドの死後、末娘の夫・ムハンマドの従弟アリーという人物が、その後のイスラム教を大きく変えていくことになります。アリーは後に継承者となりましたが、殺害されてしまいました。その後、アリーとその子孫だけにカリフの資格があると考える人々は「シーア派」を形成。その他の多数派は「スンニ派」と呼ばれ、やがて対立関係が生まれました。両派は対立しあい、競い合いながら、イスラム教は世界中に広まっていきます。