古代メソポタミアでは、小さな国が乱立していました。バビロンの王・ハンムラビは、弱小国を率いて頭角を現します。やがて、王が治めた地域はバビロニアと呼ばれるようになり、メソポタミア最強の国を築き上げ、多くの都市国家を征服します。そこでハンムラビ王は、「ハンムラビ法典」を制定しました。それは“推定無罪”や“被害者救済”や“医療過誤”といった現代につながる社会ルールを盛り込んだ、世界で最も古い歴史的な法典でした。