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新エネルギーの波動 ~人類に残された可能性は?~

地球温暖化対策や石油依存からの脱却を目指し、世界中でさまざまな技術革新が進められている。果たしてこうした努力は実を結ぶのか、それとも既に遅すぎるのだろうか? アメリカ・プリンストン大学の環境生物学者ステファン・パカラとロバート・サカローが提唱するのは、いくつかの方法を効果的に組み合わせて、温室効果ガスをこれ以上増やさないようにするというもの。番組はこれら方法について、最新技術を紹介していく。 コロンビア大学のクラウス・ラックナーが研究しているのは大気中の二酸化炭素を、新素材で吸着して回収する。一方サハラ砂漠にある天然ガス採掘現場では、その精製過程で発生する二酸化炭素を圧縮して地下深くに貯留している。 太陽光は膨大な、そして即利用可能なエネルギー源。中国のサンテックパワー代表の施正栄(シ・ジェンロン)は発電効率を極限まで高めたパネルを作り世界市場を席巻した。 原子力発電は、その安全性への信頼性が福島原発危機によって問われたが、二酸化炭素排出を抑えるという意味では有効だという。中国で建設中の最新型原子炉では、冷却水タンクが炉の最上部に設置され、電源が断たれても3日間は冷却を続けられる。 世界を駆け巡り、グリーンエネルギーの活用や二酸化炭素回収の最新技術を取材。地球温暖化を食い止めるために いま人類が保有している持ち駒を検証する。

日本語
  • Originally Aired August 9, 2011
  • Runtime 50 minutes
  • Network NHK
  • Created November 6, 2011 by
    Administrator admin
  • Modified November 6, 2011 by
    Administrator admin