突然芸能界を引退し水野のデザイン事務所に出入りするようになる十枝子。十枝子は水野の大学の後輩であるライターのかげりの家に押しかけ居候し、かげりが執筆中の戯曲『人間昆虫記』に興味を持つ。十枝子に惹かれた水野は世界的なデザインコンクールへの出展を辞めプロポーズする。受け入れたかのように振舞う十枝子だが、水野のデザインを盗みコンクールへ応募。さらにかげりの『人間昆虫記』を盗作し小説として発表してしまう。