侑子(杏)が「ママ友」の中で最も信頼をしていた利華子(りょう)が、ついに牙をむいた。自分の元を離れ、新たに「ドールハウス」の仕事を始める侑子に対する嫉妬心、そして浮気をされた上に、圭(KEIJI)から突きつけられた離婚届が、普段冷静な利華子を精神的に追い詰めたのだ。入試直前に、利華子に裏切られ願書を捨てられたショックが癒えないままに、侑子はお受験当日を迎える。願書の件は、ちひろ(尾野真千子)に救われ事なきを得たものの、侑子は言いしれぬ不安感に襲われる。
「明峰学園幼稚舎」をお受験するのは、真央(倉科カナ)の娘・羅羅(谷花音)を除く4人の子供たちであったが、その内の1人がとある事件をきっかけに受験会場に姿を見せない。受験できなかった子は、果たして誰なのか、そして受験できなかった原因とは一体何だったのか…。物語中盤で明らかになる子供たちの合否は、それぞれの家族にさまざまな影響を及ぼす。「お受験」をきっかけに、再生に向かう家族がある一方で、最終回にしてドラマ史上最大の悲劇に襲われる家族も…。
子供たちの「お受験」を軸に、「親友」でも「他人」でもない「ママ友」という非常に微妙な関係性の中で、友情、嫉妬、見え、ウワサ、建前、うそ、裏切りといったさまざまな感情を互いにぶつけあってきた侑子、ちひろ、真央、利華子、レイナ(木村佳乃)。5人の「名前をなくした女神」たちが迎える結末とは?