ウクライナからロシア支配地域に移送されていた31人の子どもが帰郷を果たしたというニュースが4月8日、世界で報じられた。私たちは、その救出作戦の一部始終を記録している。決死の覚悟でロシア側に入る母親たち、半年ぶりの再会。しかし実は1人、帰郷を拒み、ロシア支配地域に留まることを選択した少女がいる。爆撃におびえる故郷よりも、ロシア側で平和な生活を望んだのだ。故郷、家族、友情と引き裂かれた子供たちの記録。