阪神・淡路大震災から28年、見過ごされてきた教訓がある。住宅の土台となる盛り土が崩れて深刻な被害をもたらす“宅地崩壊”。兵庫県西宮市・仁川では広範囲にわたって盛り土が地すべりを起こし34人が犠牲になった。しかしその後も対策は進まず大地震のたびに被害が繰り返されている。さらに今回、自治体が公表していない“隠れ盛り土”が数多く存在することも明らかに。住まいの足元をどう守るか、盛り土リスクの実態に迫る。