被爆から57年、被爆者の平均年齢は70歳を超え、被爆体験の風化が叫ばれるなか、広島市とNHK広島放送局では今年、「原爆の絵」の募集を呼びかけた。これまでに寄せられた絵は725枚。広島では28年前にも「原爆の絵」の募集が行われ、2200枚あまりの絵が今も残されている。今回集められた絵をあわせ、3000枚に達する「原爆の絵」が、いつ、どこの場所を描いた光景なのかを確認し、データベース化する作業が着々と進められている。