新型コロナウイルスの感染拡大が、世界経済を大きく揺さぶっている。2月に2万4000円ちかくあった日経平均株価は1万7000円を切るなど、わずか一ヶ月で30%以上も下落。FRBや日銀などG7の中央銀行が協調して金融緩和策を打ち出したものの、株式市場の動揺は収まっていない。実体経済への影響も深刻だ。コロナ対策の強化に伴う国境封鎖や外出制限によってヒトとモノの動きが止まる中、消費が収縮。運輸、観光は言うに及ばず、小売りや外食でも売り上げが急減。世界に張り巡らされたサプライチェーンの寸断によって製造業も苦境に立たされている。コロナショックは、世界経済をどれほどむしばんでいるのか?ダメージを最小限に食い止めるためにどんな政策が求められているのか?そして今後の見通しは?番組では、スタジオに専門家を招き、様々なデータを駆使して、危機の実相を可視化。世界経済のゆくえについて徹底検証する。