今年は、レオナルド・ダビンチ没後500年のアニバーサリーイヤー。この希代の天才を巡り世界では最先端の科学を駆使した研究が、かつてなくヒートアップしている。その画期的な成果を紹介しながら、推理小説を紐解くように世紀の大天才の謎を解き明かしてゆく知的エンターテインメントの2本シリーズ。ナビゲーターはサカナクションの山口一郎さんだ。 第1集は、絵画の内部を透視し、描かれたプロセスを再現できる最先端の科学技術で、モナリザをはじめとするダビンチ絵画に秘められた数々の秘密に迫る。 実は、ダビンチが深く関与し「本物」だと考えられる絵画は、わずか14点しか現存が確認されていない。あらゆる芸術作品の中で、ダビンチの絵画は特別に貴重なものなのだ。そのため、「ひょっとすると、まだ見ぬダビンチ絵画がこの世界のどこかに隠れているのではないか」と人々は取りつかれたように、まだ見ぬダビンチの絵画を探し続けてきた。 今回、特別の許可を得て、ルーブル美術館を始めとする世界最高の専門家たちが極秘裏に行った、ダビンチ作の可能性が高いとされる一枚の未確認絵画の徹底調査プロジェクトに3年間にわたって密着。そこから、驚くべきことが次々に解明された。 果たして、私たちは「ダビンチの新作発見」を目の当たりにすることができるのか。