“フィールドの格闘技”とも言われるスポーツ、ラグビーの真髄をえがくNHKスペシャル「2019年ラグビーW杯」。第2回は日本代表に注目!「スポーツ史上最大の番狂わせ」と言われた前回南アフリカ戦から4年。今回、日本は史上初のベスト8進出を目標に掲げる。そのためには、長年に渡りワールドカップの上位を独占してきた「ティア1」と呼ばれる伝統国の牙城を崩さなくてはならない。名将エディー・ジョーンズのあとチームを引き継いだのは、ニュージーランド人のジェイミー・ジョセフ。決め事重視だったエディー時代の戦術を一変させ、「リスクを恐れず、状況判断しながら大胆に攻める」戦い方を導入した。この戦い方は一気にチャンスをつかむ可能性がある一方、失敗すれば相手にボールを奪われ、大きなリスクを負いかねない。刻々と状況が移り変わるピッチの上で、いかに選手一人一人が最適な判断を下し、プレーを選択できるか。いま、チームは主将リーチマイケルを中心に、多い日には1日6部練習、日本代表史上最も過酷と言われる猛特訓を行いながら、戦術の徹底を図っている。 番組では、自国開催で国民の大きな期待を背負う桜の戦士たちに長期密着。放送はティア1の一角、アイルランド戦の前日。取材から見えてきた勝利の可能性を明らかにする。